日ハムのオープナーについて徹底的に考察してみた!
やっほー、本当に久しぶり!
なんと、開幕してから一度も更新をしていなかったドングリのブログだよ笑
もはや日ハム応援ブログを名乗れないね、ドングリの気まぐれブログに改名すべきだろうか・・・
今日は久々に記事を書きたい気分になったから書いてみるよ!
話題は今季のファイターズの投手起用について、いわゆる「オープナー」の導入について考えてみる。
ドングリにしては珍しくけっこう真面目に書くつもりだけど、それでも色々とガバガバだと思うので、ゴシップ記事読むような「ゆるーーーーい」気持ちで読んでね笑
特に、このブログ初めて読むよっていう人はドングリの独特なテンションについて来れなかったらごめんなさい!!
そもそもオープナーって?
まず、みんなオープナー、オープナー言うけどそもそもこれってどういうものなのかの確認だよ。
始まりは2018年にMLBチームのレイズが本格導入。
1,2回の短いイニングを投げた後に先発投手をロングリリーフとして継投する起用法で、画期的な作戦としてMLBでは他のチームにも広まっていったよ!
ここでの戦略はリリーフ投手が初回の強力な上位打線を抑えて、先発投手が下位打線から投げ始めることで、打ち込まれにくくしようってのが主な考え方だね。
よく誤解されやすいけど、オープナーを導入できるのは投手力があるからってわけじゃないんだよね。
むしろ逆で、安定感ある先発投手の頭数が揃っていないチームが少しでも先発を楽にしようと「苦肉の策」的な意味合いで導入されるケースの方が多かったりする。
まあ一概には言えなくてチームによっても意味合いが微妙に違ったりもするんだけど、ざっとまとめると2018年にメジャーで流行ったオープナーはこんな感じ。
日ハムが行っているオープナー
さて、試合を見ている人はわかると思うんだけど、日ハムのオープナーって少し意味合いが違うんだよね。
イメージとしては、先発投手が分業をしている感じだね。
だから、ファイターズは今年、メジャーで流行りのオープナーを取り入れたというより、それを参考に独自の新しい投手起用を実行しているって思った方がいいと思う。
吉井コーチが退団して、「新しい道を進む」とチームが言ったのもこの辺の覚悟があったからなんだろうなと今となっては思うよね。
話を戻すと、日ハムのオープナーは前述したようなメジャーのものとは違うから、ショートスターターなんて呼ばれたりもしているね。
日ハムの投手事情
じゃあなぜ、このような作戦を実行しているかを考えるには、日ハムの投手の選手層を確認する必要がある。
ドングリが思うファイターズの投手は「期待できる選手は多いけど、安心できる選手は少ない」という表現がしっくりくる。
オフシーズンからずっと思っていたけど、今年ファイターズの先発候補はたくさんいるんだよ。
確定枠も含めてざっと先発として期待できそうな選手(開幕前時点で。色んな意見はあると思うけど。順番は適当。)
上沢直之、有原航平、金子弐大、マルティネス、加藤貴之、上原健太、村田透、堀瑞輝、ロドリゲス、バーベイト、宮台康平、北浦竜次、斎藤佑樹、西村天裕、杉浦稔大
などなどまあとにかく候補はたくさんいるんだよ!
だけど、既に安定した実績があったり、常にある程度のピッチングを期待できるって考えると一気にその数が減るっていうのは思うことじゃないかな。
特に去年の試合なんかを見ていると最初1~2回はナイスピッチングだけど、勝ち投手の権利がかかってくる5回の前後あたりで一気に打ち込まれだすとかっていうケースが多かった気がするんだよね。
試しに、今日を含めて既に二試合ショートスターターとして先発している加藤君の去年の負けがついた試合の失点回と自責点を調べてみたよ!(中継ぎの失点は割愛)
4月1日→5回に3失点
4月8日→1回に1失点、4回に1失
4月15日→5回に2失点、6回に3失点(途中降板)
5月13日→2回に2失点、4回に4失点
6月3日→3回に1失点、6回に2失点
6月10日→2回に1失点、3回に3失点(3回で降板)
6月17日→1回に1失点、6回に2失点
9月18日→1回に2失点、2回に2失点、5回に1失点、6回に1失点
10月3日→1回に1失点、3回に3失点、4回に3失点
ちょっと見にくくなっちゃったから各回ごとの合計失点数をまとめると
1回→5失点
2回→5失点
3回→7失点
4回→8失点
5回→6失点
6回→8失点
ってなるね!!
ほら、回を重ねるごとにどんどん失点しやすくなって・・・
あれ・・・???
思ったより差がないぞ笑
ドングリの予定では、「1,2回に比べて4,5回の方が圧倒的に失点している!だから、これらの試合で早いうちに加藤君を交代しておけば負けなかったのではないか!ということが言える」って言いたかったんだけど、思ったほどの差がなかった笑
負けがつかなった日や勝ち星がついた日も一緒に計算すべきだったのだろうか・・・
まあ一応後の方が失点しやすくなっているとは言えるよね!!(言えることにしてください、ごめんなさい、許してください、これ以上一つ一つ試合結果さかのぼりたくない・・・笑)
うーん、なんか思ったより主張が弱くなってしまうけど、とりあえず「日ハムは長い回を投げると失点しやすい選手が多い」ってことを言いたかったんだよね(果たして本当なのか自信がなくなってきた)
だから、投手の頭数はいるから先発投手の5番手や6番手の枠を「3回まで投げる投手を二人用意して失点を減らす!」って作戦が有効なのではないか!!と考えたんじゃないかな??
このへんはかなーーりドングリの推測も込みだけども、日ハムのオープナーはこんな意図でやっているのではないかと予想。
思わぬ誤算
見出しで誤算とか言ってみたけど、日ハムはこのくらい想定した上でなのかもしれない。
あくまでドングリが思っていたことでの誤算って捉えてほしい。
それは
二人で分業して先発分の回を投げて勝つには
「二人とも調子がよくないといけない」
ということ。
いや、そんなの少し考えたらわかるだろって言われそうだけど、これやってみるとよりリアルに感じたんだよ。
ちょっと例えを出してみるね。
そんなゲームみたいな考え方するなよとか言われそうだけど参考程度に。
仮に「2日のうち1日は3回まで無失点で投げられるピッチャー」が二人で6回を投げることをシュミレーションする。
そうしたら、A投手が無失点で抑えられる可能性は2分の1、B投手が無失点で抑えられる可能性も2分の1
つまり両方無失点で抑えられる可能性は
1/2×1/2=1/4
なんと、4分の1の可能性でしか無失点じゃなくなってしまうんだよ。
残り4分の1の可能性で二人とも失点。
2分の1の可能性でどちらかが失点って感じになるね。
そうなると次に考えなきゃいけないのはこのピッチャー達が一人で6回を投げたとして無失点で抑えられる日が4日に1日もないのかどうかだよね。
もし、このAというピッチャーが3日登板して、そのうち1日でも6回無失点にできる日があるならば「オープナーは悪手」ということが言えてしまうね。
まあ実際は選手の調子なんてその時々だし、こんな簡単に計算できるものではないんだけどイメージとして捉えてもらったら。
つまり言いたかったのは分業すればするほど、みんなの調子が噛み合わないと勝ちに結びつかないことが増えてきてしまうのでは?ということだよ。
結論
ここまで書いてきて言うのもどうかと思うけど、ドングリの個人的な見解から言うとオープナーには賛成なんだよね。
というより、「新しい投手起用を試行錯誤すること」に賛成と言った方が適切かも。
結果として日ハム独自のオープナー(ショートスターター)がうまくいくかはわからないけど、挑戦することそのものに意味があると思うんだよね。
新しいことをしようとすると批判はつきものだし、失敗も多いかもしれないけど、挑戦しなければ成長はしていかないと思う。
仮に全然うまくいかなくて、この起用方法はやめた方がいいという結論になったとしても、長い目で見たらそこに挑戦して試行錯誤したというノウハウは蓄積されるわけだし、チームとしてはプラスだと思うんだよ。
未来も見据えたうえで球団運営を行っているファイターズだからこそできることなんじゃないかな。
それに、ファイターズとしても投手コーチを変えたところからこの案が検討されていたとするならばオフシーズンからかなり練った上で実行してると思うし、ドングリがしていたような、しょっぼい考察よりもっともっと深く考えた上で実行していると思う。
多くの先発候補がいる中で、色んな選手にチャンスを与えて結果を出した選手に本物の先発として投げさせるとか、もしかするとそういう構想もあるんじゃないかなと色々妄想すると可能性が広がってくる気がするからね!笑
まああくまで長い目で見たうえで賛成というだけで、直近でいい結果が出るかと言われると懸念点も多いのも事実。
特に、さっきも言ったけど投げる投手一人一人の調子が噛み合わないと中途半端に負ける試合がむしろ増えてしまうというのが一番心配なところかな。
どれくらい続けるのかわからないけれども、今は我慢の時かもしれない。
目の前の試合で一喜一憂するのがファンの心理としては正しいけれども、試合が終わって喜んだり悔しがったりした後は、どっしりと構えてファイターズの「新しい道」を見守ってやろうじゃないか!って考えてみるのもいいかもしれないね!!